読んだ本の最近のブログ記事

昨日ハワイから帰ってきて,今日は朝から沖縄へ行きます.
ハワイでは,担々麺の(恐らく)チャーシューのような肉にあたったのか,
食あたりで2日間寝込んでいました.発表が最終日で良かった.

行きの飛行機で読んだ本に関して,とりあえず久しぶりに書いてみようかと.時差ぼけで
早く起きちゃったので.

京セラ・DDI(現KDDI)創始者の稲森和夫氏の著作.完全に理系な方なのだが,言っていることが,
浅見帆帆子女史と近い点がおもしろい.どうも人生には,何か知られざる力が外側から働いている,
と感じる人間が何人もいることが興味深い.もともと仏教的な背景を持った方で,現在仏の道に入っているそうだ.読んでいて反省すること沢山.

「日々の労働によって心は磨かれる」,「相手の立場を考え,思いやりを持って相手に接する」は重要だなーと感じた.

稲森氏の,「心を磨く,6つの精進」.

1. 誰にも負けない努力をする.
人よりも多く研鑽する.また,それをひたむきに継続すること.不平不満を言う暇があったら,一センチでも前に進み,向上するように努める.

2. 謙虚にして驕らず.
「謙は益を受く」という中国古典の一節の通り,謙虚な心が幸福を呼び,魂を浄化させることにもつながる.

3. 反省のある日々を送る.
日々の自分の行動や心のありようを点検して,自分のことだけを考えていないか,卑怯な振る舞いは無いかなど,自省自戒して,改めるように努める.

4. 生きていることに感謝する.
生きているだけで幸せだと考えて,どんな小さな事にも感謝する心を育てる.

5. 善行,利他行を積む.
「積善の家に余慶あり」.善を行い,他を利する,思いやりある言動を心がける.そのような善行を積んだ人には良い報いがある.

6. 感性的な悩みをしない.
いつまでも不平を言ったり,しても仕方のない心配にとらわれたり,くよくよと悩んでいてはいけない.そのためにも,後悔をしないようなくらい,全身全霊を傾けて取り組むことが大切.


人を惑わせる「三毒」: 怒り,欲望,愚痴 百8つある煩悩の内でも,ことに人を苦しめる元凶.
六波羅蜜: 仏の道において少しでも悟りの境地に近づくために行わなくてはならない菩薩道を記したもの.心を磨き,魂を高めるために不可欠な修行.
1. 布施: 世のため人のために尽くす利他の心をもつこと.施しという意味ではなく,自己犠牲を払ってでも広く人々に対して尽くすことを言い,またそれができなくても,そのような優しい心をおつこと.
2. 持戒: 人間としてやってはならない悪しき行為を戒め,戒律を守ることの大切さを説くこと.
3. 精進: 何事にも一生懸命に取り組むこと.
4. 忍辱(にんにく): 苦難に負けず,堪え忍ぶこと.人間は生きている間に様々な苦難に遭遇するが,そこから逃げることなく耐えて更に努力を重ねることが,心を鍛え,人間性を磨く.
5. 禅定:せわしない社会の中でも,一日一回は心を静め,静かに自分を見つめ,精神を集中して揺れ迷う心を一点に定めることが必要.座禅や瞑想をしなくても,一時の時間を見つけて心を静めることが大切.
6. 智慧: 布施,持戒,精進,忍辱,禅定の5つの修養に努めることによって,宇宙の「智慧」,すなわち悟りの境地に達することができる,とされている.

死ぬ前には悟るぞ−!


さよならを言うまえに
重兼芳子 著
さよならを言うまえに 重兼芳子著。結構前に読んだ本。

本書は、抗ガン剤治療によって最後の最後まで苦痛を伴う医療に対して一石を投じるものだ。
死の際において、医者が家族を病室の外に出し最後に何かしらの方法で延命をしようとするも、
家族にとっては静かに看取りたい時間を過ごせず、結局病室に入ると既に絶命しているという
ケースが多いらしい。

著者はホスピスで最後の余命を楽しく生きている人々との出会いから、様々な場所で講演を
行い、ホスピスでモルヒネで痛みを抑え、楽しく最後を迎えることの方がよほど人間らしいと
訴える。

人それぞれ価値観は違うだろうけど、管を沢山さされ、苦痛に耐えて最後を迎えるよりも
全然そっちの方が良さそう。

アメリカのホスピスを視察した際に出会った19歳のスティーブの話が悲しかった。目の眼底に癌ができ、片方は摘出。もう片方も2週間後に摘出するという青年。だけど、週三日行く大学で、サックスを吹くとみんなが喜んでくれるのがうれしくて、生きているのが楽しいという。出会った、その10日後亡くなったそうだ。

モモ
ミヒャエル・エンデ 著
随分前に読んだもの。久しぶりに、結構前に読んでみた。

誰とでも仲良くなる、どこかから来た孤児モモ。街の誰でもモモと話をしていると、話が楽しく
時間を忘れて夢中になって話をする。

その内、時間銀行からきた外交官が街の人たちをうまく説き伏せ、非効率で無駄な時間を全て預金(預時間)させる。そうすると、一日の時間は短くなり、人々は日々の生活をゆとりなく仕事や効率ばかりを追求して行き始める。全く余裕がなくなり、誰もモモと話をする暇がもてなくなり、子供達はみんな大人達がおかしくなってしまったことにいらだちを憶え始める。時間銀行の連中は、子供が反抗的な行動を取らないように大人達をし向け、結局モモは一人きりに戻ってしまう。

時間をお金に見立ててみると、本当に現代の人間の生活とかぶる。忙しい忙しいと言う人はいても、暇だ暇だと言う人はいない。忙しいことがかっこいいことだと考えるフシもある。

いや、本当はゆとりがあって、時間が沢山ある方が良いんだけど、暇があると将来の不安とか感じたり、死への恐怖を感じたり、今のままで良いのか考えたりすることから逃げるために忙しくしているのかもしれないなぁ、と思う31の男。

お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!
中村文昭 著
この人はものすごい経験をされている方。その方の沢山の経験や考え方を書いています。 ブレーキの切れたチャリで防衛庁につっこんだ話は相当面白い。

冒頭で紹介しているのは、名古屋から東京へ良く乗る新幹線で必ず隣の人と話し、ほとんどの場合仲良くなるそうだ。だけど普通に喋りかけると宗教やマルチなどの勧誘と間違えられ、怪しまれるためうまくいかない。そこで著者は、必ず隣の人の足を踏むそうだ。そこですかさずハンカチを出して何度も拭いてやり、話のきっかけを作るらしい。東京に着く頃には昔からの知り合いのようになり、また会いましょうということも多いと言う。

本当に行動力のある方で、すごい、と普通に思える。
特に、新規オープンのレストランを開くときに2億円必要になったが銀行に断れた。
八方ふさがりで著者は、長者番付リストの上から順にお金を貸してくれないか、頼みまわったそうだ。
このやり方は流石に驚いた。何番目なのかは書いていないが、誠意をもって何度も通い、庭やガラスの掃除から洗車まで色々こなし、最終的に保証人となってくれたそうだ。これは考えたこともないなー。

この本で言うとおり、人との繋がりは非常に大切だと思う。一人じゃ何もできないし、周りの人のおかげでなんとかやって行けてるところも沢山ある。そういう面を特に大切にして生きている人の話は面白いなー。
俺ももっとオープンマインドでガンバろう。

無限の可能性を開発する基本姿勢
1. 自らの強みを生かし、人に喜びをあたえるような「磁力ある目標」
2. 人間のすべてを「肯定する思考」を持つこと
3. 感謝や希望を表現する、「肯定的な言動」をすること
4. 定期的に「具体的な計画」を立て、行動し続けること
5. 「ピンチはチャンスの芽」と思い、冷静に対処すること
6. ギブ&ギブンの精神で、広く、「心の協力者」を求めること

以下は良かった。
- 「やれなかった」は「やらなかった」
- 1万円のホテルに20回泊まるなら、野宿してでも一泊20万のホテルに泊まれ
- いい話は三日以内に5人に喋る(アウトプットすることで憶える)
- 「でも」というな「なるほど」といえ。
- はがきを書いて書きまくれ
- 忘れるためにメモれ

なんでもゼニ儲けや!
青木雄二 著
読んだ本エントリ。もう仕事疲れたから。
 恐らく50冊くらい書評を書かずに来てしまったので、暇を見てまた始めよう。 簡単なやつから。
 親が以前会社をやっていたため、小切手や手形という概念はよく分かっていたつもりだったが、昔ナニワ金融道を読んで頭をどつかれた気分になった。 手形の裏書きとかってメチャクチャ恐ろしいんだが、そんなことは学校じゃ教えてくれないわけで。。。 とうことで、身元保証人、連帯保証人になる前に読んでおいた方がいいかもです。

 借金の取り立てを受けたことのある人が、「ナニワ金融道は勉強になるで。どこまでやられたら警察呼べるかとか、本当に助かったわ~。」と言っていましたが、この本はナニワ金融道プラスアルファなので、マンガの方を読んでいたらあんまり意味無いかも。 30くらいの職をこなしたこの人の人生観と、それぞれのストーリーの怖さをマンガより詳しく語っているので、その辺を知りたい人向けかな。

 だけど、「家族の写真入りの年賀状なんて、とんでもなく危険な行為や」というのは為になった。「年賀状に家族の写真をあしらって、『今年もよろしく』なんていうのを送ってくるやつもいるが、金融の世界の常識から見たら、とんでもなく危険な行為だと言える。なぜならば、これは、自分の家族を人質に提供しているのと変わらない行為だからや。」不用意に自宅の住所や家族の写真を出さない方が良いそうです。特に子供がいる場合。
墜落遺体 - 御巣鷹山の日航機123便
飯塚訓 著
#結構前に読んだ本
墜落遺体 - 御巣鷹山の日航機123便  飯塚訓著

この本は、1985年8月12日(俺の9歳の誕生日の前日)に起きた、あの事故の遺体確認捜査の責任者をしていた刑事官が、1998年にその経験を綴った物である。
あの日、JALに勤めていた叔父の家に、いとこと遊ぶために行っていた。次の日、誕生日ということではしゃいでいたのだが、いつまで経っても帰ってこと無かったことを良く覚えている。あの瞬間520名(実は後に胎児が体外に放出されているのが発見され、実際には521名)が亡くなり、TVはずーっと人の名前を羅列しているのを、「どうしたんだろうなぁ、、」と思いながら見ていた。その事故が今となっても史上最悪の飛行機事故だとは思っても無く、良くある事故なのかな、くらいの認識だった。

興味本位では読めない本だと思った。本当の極限状態がどんなものなのか、その状態で人はどうなるのか、飛行機事故の惨状とはどのようなものなのか、全くの虚飾無しに書かれている。事実を事実のまま書くだけでその様が浮かび上がってくる。

「何だこれは、、、」「これが人間なのか、人間であったのか」というセリフが全てを物語っている。凄まじい死臭と、ものすごいウジが湧いている検死フロアで、寝ずの作業が続いていた。

指だけの遺体を引き取りにきた遺族のために、人間の形に模造した型の手の指の部分にそれをはめ込み、遺族に引き渡す、などのように損傷が非常に激しく、本当に鑑定が難しかったそうだ。

全ての遺族に遺体を返すために、最後の最後まで(鑑定のリミットを最後1週間延ばした)懸命な努力をした警察、医者、赤十字の方々には尊敬の念を禁じ得ない。

検死作業に関連して2名の医者が亡くなったそうだ。ご冥福をお祈り致します。
いのちの食べ方
森達也 著
森達也氏はitojunさんに色々と薦められた方なので、お薦めのものを一つ読んでみた。
これは小学生向けに書かれた本なのだが、内容は大人でも全然考えさせられるものだった。

スーパーで魚は丸ごとあったりするけど、豚や牛はパックにされている。どうして?
という疑問から始まる。
マグロを解体しているシーンを見たことはあるだろうけど、牛や豚の解体シーンを見たことある人はどれだけいるんだろうか。おれもみたことないけど。。。
著者は品川駅から5分程にある「東京都中央卸売市場食肉市場」というビルに何度も足を運び、そこで働く人々との交流を通して、そこに潜む問題を明らかにする。苦痛無く生きたまま血を抜くためにはどういう処理をするのか、その作業を穢れと考え見ないことにすること、いのちを食べること、またそこから部落差別、差別の本質的な原因についてまで言及する。回り道せずに核心を追求している。

とにかく色々なことを考えさせられる本であった。
グロいのは得意じゃないが、肉が好きな以上一度くらい見学にいったりしても良い経験になるかもしれないと思った。
タイムリープ  高畑京一郎著
2005年の電撃小説大賞を取ったらしい。ライトノベルと呼ばれるものかな。

10月に飛行機の中で読みました。割と久しぶりの小説。

ストーリーは、ある女子高生が日曜日の夜に寝たのに次の日が火曜日だった、とかなんとかで、毎日付けている日記の月曜日のところを読んでみると、「あるクラスメートの男の子に相談しろ」、と自分の字で書いてあったりして、へんてこな現象に悩まされるんだけど、なんとか青春ラブミステリー的な感じになる。

いつどの時間に飛ぶのかがだんだん分かってきて、その仕組みが分かってくるとなんかあんまり面白くなくなるなー、と思った。
その起点となったある事件を境に、そういう現象が起きるんだけど、その事件も少し「ううむ」、と唸らされてしまった。浅い感じがしたのかも。
    この本は、非常に速い進行をする末期がんとなった、聖マリアンナ医科大学精神科 岩井寛教授が死の間際まで、その変化を冷酷にも見える自己省察の結果として口述し、松岡正剛氏がテープに取り本としてまとめたもの。
    既に絶版された本なのだが、なんとなく読んでみたかったので古本を買ってみた。

    岩井寛教授は非常に著名な方のようだ。略歴が面白い。上智大学経済学部を卒業後、しばらく肉体労働を3,4年したのち、早稲田大学大学院修士課程で美術を専攻し修了、その後医学に転じて東京慈恵会医科大学で精神医学を専攻し、医学博士となっている。医学を志したのは29歳、医学博士になったのは38歳で、割と回りよりも10歳年上であり、講師で人生終わればまあ良い方だと思っていたらしいのだが、成果が認められて、教授まで上り詰める。

    著作多数。がんの進行が速く、片耳が聞こえなくなり、がんの目の内部が濁りほぼ失明、下半身は神経をブロックして麻痺、という死の淵にあっても、口述により最後著書「森田療法」を書き上げているのはとてつもない精神力だと感じる。

    どんなに痛くても苦しくても、麻薬を投与しすぎると精神的な活動ができなくなる、ということで意識レベルを落とさないような投与にしてもらって、最後まで突き進む。

    出生、生い立ちから、これまでの人生、女性関係などなど、人生を一通り語っており、その生き様自体も感銘を受ける。また、精神医学の歴史や関係、日本人の精神構造などにも触れており、知識の広さに圧倒される。

    最後の最後まで自分自身の「意味の実現」をするために、痛みに耐え口述を冷静に進めるが、今日で終わりかもしれない、という日に号泣しているのが、死への恐怖なのか未練なのか分からない。初期に発見できるチャンスがあったにも関らず、医者側のミスにより見逃されていた点にはこだわっていないという考えもなかなかできるものではないとは思う。

    死の直前、松岡氏に岩井氏から「すごいアイデアが浮かんだ」と電話がある。これは電話の音声の悪さのせい、昏睡に近い状態のためほとんど1/3くらいしか理解できない。部屋に6,7人やってきて賢人会議をしているが、一人だけ知らない人がいる。あらゆる分野のちがった人が入っているという。

    最後のやりとりの迫力は本当に切迫した空気が漂う。とにかく凄かった。
    人生が変わる「朝5分」速読勉強法
    高島徹治 著
    あんまりタイトルが良くないんだけど、評判が良さげなので読んでみた。

    世にあるほとんどの速読術はやっても意味が無いと批判している点が面白い。右脳速読ができるのはほんの一握りの人間のみ。それ以外は高いお金を払って訓練しても素質が無ければできない。左脳速読にしても速く読めたとしても内容が理解できなければしょうがない。うたい文句にある「同じ理解度のまま速く読める」というのは、結局難しい本であれば理解できないので速く読めたとしても理解できないまま読んでいるので意味が無い。

    この本で提唱している速読術は非常に簡単!「速く読むぞ、と意識して読む。」ことだけ。これまで何冊か速読関係の本を読んだが、こんなにすっきりとして気分になれたことはありませんでした。そう意識するだけで速く読めるようになる。

    他にも役立つ内容は結構あった。amazonの書評では和田秀樹氏の「受験は要領」ゴマ書房と変わらないようだが。。。