墜落遺体 - 御巣鷹山の日航機123便

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墜落遺体 - 御巣鷹山の日航機123便
飯塚訓 著
#結構前に読んだ本
墜落遺体 - 御巣鷹山の日航機123便  飯塚訓著

この本は、1985年8月12日(俺の9歳の誕生日の前日)に起きた、あの事故の遺体確認捜査の責任者をしていた刑事官が、1998年にその経験を綴った物である。
あの日、JALに勤めていた叔父の家に、いとこと遊ぶために行っていた。次の日、誕生日ということではしゃいでいたのだが、いつまで経っても帰ってこと無かったことを良く覚えている。あの瞬間520名(実は後に胎児が体外に放出されているのが発見され、実際には521名)が亡くなり、TVはずーっと人の名前を羅列しているのを、「どうしたんだろうなぁ、、」と思いながら見ていた。その事故が今となっても史上最悪の飛行機事故だとは思っても無く、良くある事故なのかな、くらいの認識だった。

興味本位では読めない本だと思った。本当の極限状態がどんなものなのか、その状態で人はどうなるのか、飛行機事故の惨状とはどのようなものなのか、全くの虚飾無しに書かれている。事実を事実のまま書くだけでその様が浮かび上がってくる。

「何だこれは、、、」「これが人間なのか、人間であったのか」というセリフが全てを物語っている。凄まじい死臭と、ものすごいウジが湧いている検死フロアで、寝ずの作業が続いていた。

指だけの遺体を引き取りにきた遺族のために、人間の形に模造した型の手の指の部分にそれをはめ込み、遺族に引き渡す、などのように損傷が非常に激しく、本当に鑑定が難しかったそうだ。

全ての遺族に遺体を返すために、最後の最後まで(鑑定のリミットを最後1週間延ばした)懸命な努力をした警察、医者、赤十字の方々には尊敬の念を禁じ得ない。

検死作業に関連して2名の医者が亡くなったそうだ。ご冥福をお祈り致します。

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コメント(5)

doi :

僕も母が日航出身(当時の時点で既に退社済)なので、そのニュースを見た時のことはよく覚えてます...

funya :

山崎豊子の沈まぬ太陽にも、すごい描写がありました。

130s :

関係の無い話ですが, 蛆に身体の壊疽した箇所を食べさせて回復させる療法があるらしいですね

本来は悪い箇所を治癒してくれる益虫なんだな
ナウシカの腐海と一緒だ
本来はね...

とはいっても...
素直に受け容れられるナウシカはすげーですぅ

ImaQ :

ひさしブリブリな人がコメントを付けてくれてる。
やはりブログは良いツールだなー。

> doiさん
このくらいの年齢だと、本当に何が起きたのかなんてさっぱり分かりませんでしたよね。。。

> funyaちゃん
それも有名な本やね。最近どしてる?

> 130s君
あるねー。あのヨダレに秘密があるらしい、と何かのニュースで見た気がする。足を切断しなくちゃならん状況でウジをはわせて回避する、みたいな療法。
つか、ご無沙汰です。元気ですか?

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このページは、ImaQが2007年12月14日 23:17に書いたブログ記事です。

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