Voodoo Science: わたしたちはなぜ科学にだまされるのか

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voodooscience.jpg を読みました。みんなが読んでおくといい本。 世の中には「科学」と称して、「科学に裏付けられた」と称して、様々な知識、商品があるが、果たして本当にそうなのか?たとえばマイナスイオンには何の効能も無いことや、いろんな種類の水に効能が証明されていないこと、あの○ッ○エレキバンでさえ何の効果も認められていないことをしっかりと知識として持っておかないと、マスコミの言われるがまま無意味に散財することになる。

この本で記されている本質的な問題点を端的に言うと、「科学の振りをした嘘が蔓延しているぞ」ということになる。情報とは怖いもので、番組の作り方次第でそれが本当に効果があるように大衆を操作することができる。マスコミは面白ければ、視聴者の受けが得られるのであれば、またはキックバック等があるのであれば、嘘と分かっていてもそれが本当であるかのように放送する。この本で対象としているのは、そういった詐欺まがいの科学だけではなく、アメリカだけでなく日本の総務省からも莫大な予算を取った「常温核融合」や、スターウォーズ計画、またスペースシャトルプロジェクトに関しても書かれている。

とりあえず、ショックなことが結構書かれていた。スペースシャトルでいろんな実験してるのって、ものすごく大切で、未来の研究のためにわざわざ頑張って宇宙でやってるんだなぁ、とか思っていたわけですが、これまでの実験の成果はゼロ。今後もありそうに無いそうです。後は電磁波かなぁ。高圧電線の近くだと白血病の発生率が多い、という噂を聞いた人も信じている人もいると思うけど、これはおもいっきりアメリカで大議論を呼んだ問題。これも物理学の知識も全くない一人の人間が勝手に謳ったものであるが、最終的に科学的に全く関連が無い、ということが証明されるまで時間が掛かったために、もはや定着されたものとなっている。

関連した人間は議員であれマスコミのインタビュアーであれ実名で書いてあります。

情報って何なのか、それを扱うメディアとは何なのか、色々と考えたくなる本でした。

紹介文。

欧米で話題沸騰! 出版差し止めキャンペーンまで展開された話題の本 人々を騒がす「UFO」騒動、政府や大企業が莫大なカネをつぎ込んだ「常温核融合」開発や「宇宙ステーション」計画、本当に効くのか「磁気療法などの健康療法」、正確なデータのなに「電磁波の影響」問題—これらあなたをねらう「科学の顔」をしたニセ科学のからくりを、米物理学会ワシントン事務所長ロバート L. パーク博士(メリーランド大学教授)が暴く!  1、科学者には、インチキ科学の情報を必ず世間に伝える義務がある。また、一般の人たちに科学的な手法、考え方というものを説明し、理解してもらう責任がある。(中略)「われわれは自然の法則に支配された世界に暮らしており、魔法はけっして起こらない」ことを、本書を読んだみなさんに理解していただく、それがわたしの願いである。自然の法則は理解できるし、うまく利用することもできる。だが、どれほど信心深い人間であろうと、どれほど如才ない人間であろうと、自然の法則を出しぬいたり、その裏をかいたりすることはできない。(「日本の読者のみなさんへ」より) 

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このページは、ImaQが2005年8月 9日 02:09に書いたブログ記事です。

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