2004年5月アーカイブ
ひも理論が現れるのは、10のマイナス35乗メートル(水素原子の大きさの10兆の1兆倍分の1)というきわめて小さな世界で、かつひじょうに高エネルギーの世界だ。ひも理論は、検証不可能な理論として専門家からの批判的な意見もある。しかし、今回の発表によれば、宇宙背景放射を精密に計測することによって、ビッグバンの痕跡の中に、かすかではあるが、ひも理論を示唆する観測的な証拠が見出せるはずだというのだ。研究チームは、宇宙背景放射を捉えた画像を拡大し、個々のピクセルについて、ゆらぎの比較と研究を進めている。このような作業が可能なのは、宇宙誕生直後にはきわめて小さなゆらぎだったものが、宇宙膨張によって現在では数光年というスケールに拡張されているおかげだ。
面白すぎるよー。
ついに統一理論が見えるかもしれない。
| テッド・チャン著。kipinga先生に薦められて読んだ。8話の短編から成るんだけど、長さがまちまち。5ページのものから100ページを超えるものまで。
バビロンの塔、理解、ゼロで割る、あなたの人生の物語、七十二文字、人類科学の進化、地獄とは科学の不在なり、顔の美醜について、の8話。 どれも面白かった。 |
バビロンの塔: バビロンにそびえ立つ月や太陽よりも高い塔。ついに到達した天は花崗岩でできた天井であった。その天井を掘削する男たちがその上を更に掘り進める話。
理解: 特殊な薬によって植物人間から回復した男。ニューロンの回復が著しく、普通の人間をはるかに上回る知能を取得した。それにより様々な能力を開花させて行くが、CIAに追われる身になり、隠れて生活を送る。あるとき、自分と同じ能力を持つ男の存在を知り、会うことにするが。。。
ゼロで割る: 根底的な数学の矛盾を見つけてしまった天才数学者レネーとその夫カールの苦悩の物語。
あなたの人生の物語: 地球にやってきた異性人とのコミュニケーションを行う話。言語学者であるルイーズは、その口語の言語ヘプタポッドAと表義文字言語ヘプタポッドBを、異性人とのコミュニケーションから習得する。特にヘプタポッドBは一文字(1つの絵?)で様々なことを一度に表すことができる。習得するにつれ彼女にはある変化が起きるのだが。
七十二文字: 動くおもちゃや様々な機械は、名辞と呼ばれる72文字の言葉の力で動作する。この名辞が優れているとおもちゃや機械の動作はより細やかなものになる。主人公はこの名辞を探求し作る命名士であり、優れた名辞を作る。その才能のため、ある秘密プロジェクトに関わることになる。
人類科学の進化: 人類を超えた存在、超人類。それらが創出する新しい研究結果を人類は簡単に理解することができない。そんなようなことをつづった5ページ。科学誌Natureに載ったものを再録したそうだ。
地獄とは神の不在なり: ニール・フィスクという男がいかにして神を愛するようになったかを描く物語。んー、難しいぞ。この世界観が面白くて、人々は神を信仰しているんだが、たまに天使が降臨して、難病が治る奇跡が起きたり、降臨の際のショックでガラスが割れて人が死んだり、目とか足がなくなったりする。そういったのは統計されていて、一回の降臨で死んだ人の数とかその中で天国に行った人の数とかが記録されている。宗教観が色濃く出ているが、普通のものではない。
顔の美醜について: 顔の美貌を感知できなくする処置「カール」を大学で義務化させようとする学生運動。「カール」に関する様々な意見や考えが、多くの立場の人間から述べられている。面白い。
久しぶりの更新。なんだか最近とっても忙しい。
というのも今年博士号を取る事にしたため、というのが一番の理由で、取るつもりが無かったので始めたC言語講座とか、論文誌締め切り一ヶ月前に、違う論文誌の英訳チェックとかせにゃならなくなったりして、本当に大丈夫なのでしょうか。
まー、なるようにしかならないので、全く不安はないわけですが。こういうところは昔より大人になりました。あせりなし。とりあえず6/25締め切りの論文誌に向けて頑張ります。
でも、最近は後輩と過ごす時間が自分にとってかなり重要。なるべく時間をとって接しようと思ってます。何も勉強する機会とかきっかけが無くて、時間だけが過ぎてしまっている後輩がなるべくいなくなるように、「面白さ」を伝えられるといいなと思うわけです。面白そうだけど勉強するきっかけが無いという人には是非きっかけを与えたいし、そのモチベーションを与えられたらなぁ、と思います。
でも、最後の最後に重要なことは本人の勉強したいってやる気だね。教える側っていうのはやっぱり難しいな、と昨今ひしひしと感じています。
常々、海に遊びに行くと1週間くらいでアトピーが大幅に改善していることに気がつくのだが、
どうもミネラルとかそういうのが原因みたいだ。
海の水から塩を塩を作る際の、「あまりかす」であるにがりが色々と体に良いらしい。
どうも俺はカリウムとかマグネシウムが猛烈に不足しているみたいだ。
とにかくこのあたりを調べることにしよう。
にがり研究所
ミノンが切れていたので、セパメドのボディソープ、シャンプー、コンディショナーを買ってきた。
使った感じ、なかなかいいのでないのか、と感じた。とりあえず様子を見よう。

なんだか、めちゃくちゃ運いい。
今日家に着いたら、アメリカのwileyという出版社から封筒が。
中にはなぜか去年論文誌に掲載された自分の論文とその英訳がっ!!
何かと思ったら、wileyのジャーナルに英訳されて載ることになったということだった。
こんなラッキーなことがあるのか!
苦労せずジャーナル一本増えた。
一緒に遊んでくれた人、ありがとう。
ちゃくちゃくと新しい通信網に近づいていますな。
産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は12日、第三者による盗聴・解読が原理的に不可能な無敵の暗号、「量子暗号」を使う光ファイバー通信で世界最高速を達成したと発表した。外交・軍事や国際金融など絶対的な機密性が求められる通信への応用を目指し、日本や米国などが国を挙げて激しい競争を繰り広げている分野で、実用に一歩近づく成果だ。
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この方法は雑音に弱いのが難点だが、吉沢さんらは長さ10.5キロの光ファイバーの受信側にある光子検出器の雑音を抑えて受信にかかる時間を大幅に短縮。通信時間のほとんどを占める鍵の生成で、従来の約100倍、世界最高速の毎秒45キロビットを達成した。従来はA4判数枚のワープロ文書(60キロバイト程度)を、100キロほど離れたところに量子暗号で送ろうとすると、暗号化した文書そのものはインターネットで短時間で送れるが、鍵を生成し終えて通信を始めるまで13時間も待つ必要があった。今回の技術を使うと、待ち時間は8分ほどに短縮される
これ量子テレポーテーションとかするんだよねー。そういえばSIGCOMM2003にアメリカでの実験網についての論文があったなー。
5リットル入れてみました。
かなり快調。前も入れなおした直後は快調だったけど今回のほうがいい感じがする。
なんだかするするーって感じで回ります。高速乗るのが楽しみっす。
って結構使えるみたいだなー、と思いつつ勉強してこなかったので
勉強してみることにする。
決意をここに書いておこう。
えらいこっちゃ、えらいことです。
どうなんでしょ?ある意味、ファイル交換可能なP2P的なソフトウェアを書いただけ。
使った人次第でなったと見るのか、はじめから「著作物を権利無しに流通させる」ことを意図していたのかが問題なのかもしれない。
とりあえず、京都府警は「著作権法への挑発的態度」が逮捕理由だそうだ。多分、抑止力としての意味も持っているんだろうなぁ。。。既に流通してしまったwinnyであるけど、その後釜を作ることをけん制することはできる。
ふと思ったが、純粋にファイル交換機能が充実したP2Pものを作ったならば、逮捕はされなかったのかもしれないね。グループウェア的な発想のもの。
びっくりなのは、東京大学助手の方ということですな。S谷さんだったらどうしようと思ったけど、違くて良かった。
ニューオリに夕飯を食べに行ったら、おーこしさんと遭遇した。
去年のじんちゃんの結婚式以来だから、ちょうど1年ぶりくらい。
人のことは言えないけど、ずいぶん太ってた。
色々と研究について話せて楽しかった。



この執行役は、死刑囚舎担当の刑務官が行う。朝になるまで誰がやるかはわからない。執行が行うとその日は仕事は終わりであり、2合の清めの酒が振舞われ、死刑執行手当て(6000円くらい)が出る。それをもって、それぞれ町に飲みに行くそうだが、人を殺したという罪悪感で全く酔えないか、泥酔するそうだ。しかも誰にも話すことはできず、自分の中に押しとどめていなくてはならない。
特に死刑執行までの服役期間に、宗教や哲学をひたすら勉強し、崇高なまでの人間性を得る死刑囚も少なくなく、そういった死刑囚と仲良くすごした挙句に、自らの手で殺すのは最も大きな精神的な傷となる。またその一方で、死の際まで反抗し暴れる死刑囚もいて、その死刑囚を無理やり吊るすのも大きな精神的な痛手となる。これらは生涯消えない心の傷として残っていく。
近年は手動ハンドル操作が電動式押しボタンになり、5人の執行官が5つのボタンを同時に押すようになったそうだ。誰が押したかわからなくする配慮だそうだが、現実的には苦悩の人生を歩む刑務官の数を増やしただけなそうな。。。
今までは死刑廃止論に関して、それ相応の処罰という意味、また犯罪予防の抑止力としての意味で受け入れがたいものがあったが、それを実際に執行している人の身になると「確かに」と納得するところがある。
父親が刑務官ということで、死刑囚を殺す汚い仕事だといわれ、いじめられた姉妹の話は悲しかったな。
あと、刑務官になる人間は、犯罪を犯した人を更生させて立派に社会復帰させたいと願ってくる青年だそうだ。
岩波新書黄色版29、を読みました。ちょっと古く1977年に出版されたものです。
著者はロンドン大学で教授をしている人です。1975年に日本に帰ったときに経済企画庁、日本経済研究センター、関西経済連合会での講演と、産経新聞に77年に掲載された談話をまとめたもの。教育について考えるには非常にいい本。
同じ島国であるイギリスと日本だが、だいぶ考え方が違うということがわかった。特にそれが教育制度にかなり色濃く出ているようだ。結論から言うと日本の教育制度で育つ子供は「子供」として扱われる期間が長く、決断を先送りにしてモラトリアムをしすぎる。
イギリス人の特徴:
- すぐあきらめる(Never Mind!!)
- 他人に干渉しない(アメリカ人はむしろ干渉する)
- 日本人は「和」を重んじ、目上の人の言うことを良く聞いて多数派の意見に従うことをよしとするが、イギリス人は「他人のことは気に掛けるな、彼のことは彼がするのだから、自分は自分のことをしろ」と、他人を捨てることによって他人と両立し、他人から距離を保つことが他人に対する最大の思いやりになる。
- 日本の大学の教授会では奇抜なアイデアほど採用されないが、イギリスでは奇抜であるほど名案だと思われ採用される。
- 大学出の人は中等教育の先生になるひとが多い。
かりに物的資源に非常に恵まれている国でも、住人が高等遊民化してしまった場合、高度の経済成長を望むことは不可能でありましょう。同様に、たとえ物的資源がどのように貧しくとも、住人がエコノミック・アニマルである限りは、その国は結局経済的に繁栄すると期待してよいでしょう。日本をここまで引き上げたのは、日本人の俗物根性であり、英国を没落させたのは英国人の教養であったと考えられます。イギリスの教育は成功したがゆえ没落をもたらしたのですが、このように教育が成功すると、人はお金よりも文化的楽しみを選ぶようになります。
教育制度はまったく日本とは異なる。かなり早い段階で高等教育を受けるのかどうかを決めるし、日本の高校と等価なところでは、多くても3つくらいの専門科目と語学しか勉強しない。卒業する際のAレベル試験で通ってランク付けされ、それを元に大学に進学するかしないかが決まる。中学と同等の学校が終わる際にOレベル試験というものがあり、それとAレベル試験の結果は社会に出てからの扱いに影響がある。したがって、社会人になってからもその試験を受けたりする。
後10日くらいで半年になる。これはいいねぇ。
読んだ本とかのメモにもいいし、メモしたことによって記憶が安定するしね。
とりあえず、論文読んでも怠けてエントリに加えてないので、これからはなるべく書くことにしよう。でもどの程度読んで、というところで悩んでいて、たとえば「アブスト読んで、イントロ読んで、ぱーっと絵を見たり構成見たりskimmingしたりして結論読んで終わり。」の論文を載せるべきなのかどうか。難しいねぇ。なるべく書くことにしよう。
あと、毎月読んだ本の数とかわかっていいねぇ。
12月: 8冊、1月: 2冊、2月: 9冊、3月: 12冊、4月: 12冊
かな。なんとなく月に12くらいは読めるみたいだ。週末がメインだけど。週に3冊程度ってこだね。3日に1冊。もうちょっと集中力を上げて週4、月16くらいにできると2日に1冊という割合でいい感じだな。ちょっとペースを意識してみよう。

江戸遊は朝5時から8時に入ると1000円で入れるので日常から愛用しているわけで、今日も早朝サウナにいってまいりました。
帰りに福引があって、「ふーん、ティッシュでももらっておくか。」と思ってまわしたら、銀の玉がぽろっとでて、「おめでとうございまーす。ペアチケットです。」とか言われました。
5000円分くらい得しました。ありがとう。ありがとう。ありがとう。
普通は一晩泊まって深夜割り増しを加えて3500円くらい出した人があたるべきなんだろうが、早朝のでもらってなんだか悪いって言うか、おとくな感じがしました。ばっばっ。
躁鬱の波が押し寄せ、心理テストではいつも典型的な自殺者のタイプにカテゴライズされる私でありますが、たまにこういう本を読んだりなんかして、いろいろと考えさせられたりするのでございます。
かつては私も、今より全然自分にも他人にも厳しく、「かくあるべきだ」的なものが多かったのです。なので、その「型」にはまれない自分に大きなストレスを感じ絶望、しかも行動力があるので、ある日発作的に駅のホームから落ちてみたり轢かれそうになった子犬を助け身代わりにダンプカーに轢かれてみたり飛行機のトイレで誤って抜いたピンを元に戻そうとしてたら手りゅう弾が爆発してみたりモデルガンとマスクをして銀行に立てこもった挙句眉毛が濃く彫りの深い東洋人スナイパーに射殺されてみるような毎日を送る、、、ということはちっともなかったのですが。。。。
最近は生きるのが猛烈に楽しくてしょうがないねー。昔は「やらないと」とか「するべき」とかそういうモチベーションでやってたけど、最近は「したい」から「して」て全然ストレスたまらないし。勉強したいことを勉強して、やりたいようにやってるからね。で、最終的に死ぬまでに何かに到達できるといいなぁ、くらい。昔は魔のスパイラルに入ってて、「勉強足りない → 今さらやってもしょうがない → もっと勉強足らない → 気分悪い」だったが、最近は「いつ始めても、それがその人が始めるとき。いくつになっても勉強はできる。」と思ってて「勉強したい → 勉強して新しい知識を得る → 知識がつながってうれしい → もっと勉強したい!」といういい感じのスパイラルに入ってるかな。これに移すのにはちょっとだけ時間が掛かったかも。時間というよりも自分の精神的な姿勢の変化だな。このモチベーションの高い状態は維持したいな。
この本は、自分のことを客観的に見れる人、つまり、どういう人間なのか、どういうことがあるときどういう反応をするのかということが理解している人が読むと、かなり勉強になると思う。特に心理的自己防衛をする人。この人(加藤諦三)の本はいい。本人がもともとそういう気質であり体験を通して達した境地について書いてあるから。ebookoffで100円。いい買い物。
とにかく素直が一番。人の悪口は言わない。
「弱点を隠すな、さらけ出せ!修羅場から逃げるな。逃げないことで自分に自信がつく!」
傷つくことを恐れずに現実に正面からぶつかる。それが修羅場であり、自己実現でもある。自己実現の最大の敵は防衛である。防衛的な性格になったとき自己実現は絶望に近い。
防衛的とは、外側から自分をつくるということである。自己実現とは、内側から生きる方向を決めていくということである。自分の内面と正面から向き合うことなく思想に逃げて、どんなに勉強しても人生はうまくいかない。
| やばかったー!!面白すぎる!!羊たちの沈黙とか猟奇殺人系が好きな人はかなり気に入るのではないかと思った。とにかく面白い。ランク付けするならばSですな。やばかったよー。第三回本格ミステリ大賞受賞作だそうです。 |
一応あらすじ。全部主人公は同じです。
「暗黒系」は猟奇殺人犯の手帳を見つけた高校生が、まだ発見されていない死体を見に行ったりするストーリー。
「リストカット事件」は、手に異常なまでの興味を持つ男の物語。。。
残りは読んでくれ。多分時間の無駄にはならんて。終わってしまって悲しいくらい。
