A New Approach to Routing With Dynamic Metrics

| | コメント(0) | トラックバック(0)

Infocom99の論文。さすがにちょっと古い。後、Distance Vector/Link-stateとしか
比較してないのだが、これらが役に立つのはEGPの世界なのでは、と思わせる。

基本的には、輻輳しているリンクを回避するように経路制御を行わせるアルゴリズムに
ついて書いてあるのだが、重要なアスペクトとして、

almost 90% of all Internet traffic is destined to 10% of the networks, and the top 1% destinations receive more than 50% of all network traffic, both in bytes and packets.

が挙げられている。

つまりこれらの"hot" destinationへのトラフィックだけを、違う経路に通してやれば、
輻輳は軽減するだろうという発想。選択的に特定の経路だけをいじるのがアイデア。

Scoutというアルゴリズムで、基本的には出口ルータ、あるいはdestinationホストR本人が
ネットワークに対して、ある一定のインターバル(BI: Broadcast Interval)で、
Scout messageを投げる。Rはdst、CrはRへのトータルのコスト、
xはシリアルナンバー。それを受け取ったルータは、自分の持っているのよりもコストが
小さかったりしたら、それを受け取ったルータ以外のルータに、コストを追加した上で
投げる。

各ルータは、基本的には何かしらの経路制御を行い、scoutはそれとは無関係に動作する。
つまりscoutで決った経路は、そのベースとなる経路制御よりも優先されて利用される。
この論文ではscoutをDVとLSにhybridしたものが説明されていて、基本的には、
後付けという感じ。

とにかく、これはEGP的な利用ができるものではない。
しかし、現状の経路とは別に、選択的に経路制御をコントロールするというアイデアは
面白い。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: A New Approach to Routing With Dynamic Metrics

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.imaq.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/107

コメントする

このブログ記事について

このページは、ImaQが2004年1月28日 18:45に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「Unicodeの扱い」です。

次のブログ記事は「調子いい!」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.01